ハノイで食べたい名物グルメ10選|実際に食べた料理&おすすめ店

ベトナム

ハノイには、この街で生まれた料理だけでなく、ベトナム各地で食べられている料理にも北部ならではの特徴があります。この記事では「ハノイ発祥の名物」「ハノイで食べたいベトナム料理」を分けながら、実際に食べた料理を中心に紹介します。

まず食べたい!ハノイらしい名物料理

どんな料理?

ブンチャーは、焼いた豚肉や肉団子と細い米麺「ブン」を、甘酸っぱいつけ汁やたっぷりの香草と一緒に食べるハノイの名物料理。

味・食べ方

ブンを少しずつつけ汁に入れ、豚肉や香草と一緒にいただきます。甘酸っぱいつけ汁に香ばしい豚肉がよく合い、見た目よりもさっぱり。

実際に食べてみて

私もハノイで何軒か食べましたが、肉やつけ汁、付け合わせ、食べ方まで店によってかなり違いました。

▶︎詳しくは「ハノイでブンチャーを食べ比べ!実際に食べた店と味の違い」へ

どこで食べる?

いろいろなところで食べることができるブンチャーですが、有名店であり、おすすめのお店はココ。

▶︎ブンチャーダックキム

▶︎ブンチャーフオンリエン(オバマブンチャー)

どんな料理?

チャーカー(Chả cá)は、ハノイを代表する魚料理のひとつ。
ターメリックなどで下味をつけた白身魚を、たっぷりのディルやネギと一緒に炒めて食べます。

魚と香草を卓上の鍋や鉄板で仕上げながら食べるのも特徴です。

味・食べ方

炒めた魚とディル、ネギを米麺のブンと合わせ、ヌクマムベースのタレなどにつけていただきます。

淡白な白身魚にターメリックの風味とディルの爽やかな香りが加わり、見た目よりもさっぱり。
好みでピーナッツを加えると、香ばしさと食感のアクセントになります。

実際に食べてみて

鉄板いっぱいの魚が見えなくなるほど、ネギとディルがどっさり。油で焼く料理ですが、白身魚は淡白で、香草もたっぷりなので意外とさっぱり食べられました。

ブンと魚、香草を器に取り、ピーナッツやタレを加えていただきます。中でも印象的だったのが、グレーがかった濃厚な「マムトム」。発酵エビを使った独特の風味のあるタレで、少し加えるだけでも味がぐっと変わります。

フォーやブンチャーとはまた違う、「ハノイに来たからこそ食べてみてよかった」と思えた料理でした。

どこで食べる?

私がチャーカーを食べたのは、旧市街にあるチャーカー通り(P. Chả Cá)周辺のお店。

実はGoogleマップを頼りにお店を探したものの、目的の場所にはそれらしい店舗が見つからず、すぐ近くにあったチャーカーのお店に入りました。

店内では英語がほとんど通じず、注文や食べ方にも少し苦戦。それでも、目の前の鉄板に魚とたっぷりのネギやディルが運ばれてきて、本場ならではのチャーカーを味わうことができました。

この辺りにはチャーカーを扱うお店がいくつかあるため、訪れる際は最新の店舗情報を確認しておくと安心です。

どんな料理?

エッグコーヒー(Cà phê trứng)は、ハノイ発祥とされるコーヒー。
卵黄に砂糖や練乳などを加えてふんわり泡立てた濃厚なクリームを、ベトナムコーヒーにのせて作ります。

コーヒーというより、デザートのような一杯です。

味・飲み方

下の濃いコーヒーと、上の甘くクリーミーなエッグクリームを少しずつ混ぜながらいただきます。

最初はクリームだけを味わい、途中からコーヒーと混ぜて、甘さと苦さの変化を楽しむのもおすすめです。

実際に飲んでみて

初めて飲んだときの印象は、「プリンとコーヒーって、こんなに合うんだ!」。

卵の風味が強いというより、なめらかで濃厚なクリームのよう。そこにベトナムコーヒーのしっかりした苦味が加わることで、意外なほどバランスよく感じました。

ハノイでは飲むだけでなく、クッキングスクールでエッグコーヒー作りにも挑戦。卵を泡立てて、写真のようなとろりとしたクリームを自分で作りました。

どこで飲める?

ハノイ旧市街には、エッグコーヒーを楽しめるカフェがたくさんあります。

私はハノイ大聖堂のすぐ近くにあるカフェでもいただきました。残念ながら店名は記録していませんが、街歩きの途中で気軽に立ち寄って味わえるのも、ハノイのエッグコーヒーの楽しさでした。

ハノイでも楽しみたいベトナム定番グルメ

どんな料理?

フォー(Phở)は、米粉から作る平たい麺を、牛や鶏などからとったスープと一緒に味わうベトナムを代表する麺料理です。

ベトナム各地で食べられていますが、北部・ハノイでは、牛肉を使ったフォー・ボー(Phở bò)が定番。シンプルな具材とともに、スープの旨みを楽しむ一杯です。

味・食べ方

まずはそのままスープを味わってから、好みでライムや唐辛子、卓上の調味料などを加えていただきます。

お店によってスープの味わいや牛肉の調理法、薬味などにも違いがあり、同じフォーでも食べ比べてみると印象が変わります。

実際に食べてみて

ハノイで食べたフォーは、さっぱりしているのに、スープにはしっかりとした旨みと深い味わいがあるのが印象的でした。

中でも気に入ったのが「Phở Thìn」。たっぷりのネギと牛肉が入っているのに重たさを感じにくく、朝からでも食べやすい一杯です。

どこで食べる?

ハノイで実際に訪れたのは、どちらもフォーの有名店。

Phở Thìn(13 Lò Đúc)

たっぷりのネギと牛肉が特徴的なフォーの人気店。私が特に気に入ったお店。
さっぱり食べられるのにスープには深みがあり、朝ごはんにもおすすめです。

店頭には、フォーと一緒に食べる揚げパン「クワイ(quẩy)」も並んでいました。気になったものの、入口では次々と注文が進み、お客さんもひっきりなし。「これは何?」と聞くタイミングを逃してしまい、2回ともチャレンジできませんでした。

📍Google Map

Phở Gia Truyền Bát Đàn

旧市街のBát Đàn通りにある、昔ながらの牛肉フォーで知られる人気店。

こちらは澄んだスープに牛肉と香草というシンプルな一杯。Phở Thìnとはまた違った味わいで、ハノイのフォーを食べ比べてみたい人にもおすすめです。

📍Google Map

どんな料理?

バインミー(Bánh mì)は、軽く歯切れのよいパンに、肉やパテ、なます、キュウリ、香草などを挟んだベトナムの定番サンドイッチ。

具材はお店によってさまざまで、チキンや豚肉、パテ、卵など、好みの組み合わせを選べるお店もあります。

ハノイだけの名物ではありませんが、朝食やランチ、街歩き途中の軽食にもぴったりです。

味・食べ方

外はパリッ、中は軽い食感のパンに、肉の旨み、パテのコク、なますの酸味、野菜や香草の爽やかさが合わさります。

そこにソースが加わることで、それぞれの具材が不思議なくらいひとつにまとまるのがバインミーのおいしさ。

そのまま手で食べられるので、気軽なベトナムグルメとしても楽しめます。

実際に食べてみて

私が最初に食べたのは、確かチキンのバインミー。次に訪れたときにはMIXを選びました。

どちらにも入っていたのが、レバーペーストとなます。実はどちらも普段なら、それほど好んで食べるものではありません。

ところが、バインミーになるとなぜか別物。

パリッとしたパンに肉や野菜と一緒に挟まれ、ソースまで加わると、レバーペーストのコクもなますの酸味も全部がちょうどいい。「ずっと食べていたい」と思うくらい、大好きな味になりました。

いろいろな具材をひとつのパンに挟むからこそ生まれる、この味のバランスがバインミーの魅力なのかもしれません。

どこで食べる?

Bánh Mì 25

私がハノイで訪れたのは、旧市街の人気店「Bánh Mì 25」。一人旅のときに食べて気に入り、別の機会にも再び訪れました。

面白かったのが、お店だけでなく、道を挟んだ向かい側にも食べるスペースがあること。注文した料理を、店員さんが道路を渡って運んできてくれます。

人気店で次々とお客さんが訪れますが、その分回転も早く、私が訪れたときは長く待つことなく食べられました。

隣では、パンをシチューのような料理に浸して食べている人も。とてもおいしそうで気になったので、次に訪れたら試してみたいと思っています。

📍Google Map

どんな料理?

バインクオン(Bánh cuốn)は、米粉から作った薄い生地を蒸し、ひき肉やキクラゲなどの具を包んだ料理。

見た目は春巻きのようですが、皮を焼いたり揚げたりせず蒸して作るため、やわらかく、つるんとした食感が特徴です。

ベトナム北部で親しまれてきた料理で、ハノイでも朝食や軽食として食べることができます。

味・食べ方

バインクオンに、揚げたエシャロットや香草などを添え、甘酸っぱく塩気のあるヌクチャムにつけながらいただきます。

もちもち、つるんとした米粉の生地に、肉やキクラゲの旨み、香草、香ばしい揚げエシャロット、タレの甘味と酸味が重なります。

ひとつの味が強いというより、いろいろな味と食感が合わさっておいしくなる料理です。

実際に食べてみて

実は、私がバインクオンを食べたのはハノイではなくホーチミン。

でも、これが本当においしかった!

まず印象に残ったのが、米粉の皮のもちもち、つるんとした食感。そして香ばしさのある甘じょっぱいタレ。中の具や香草、もやしなど、いろいろな味と食感が一緒になると、「これがおいしい!」とひとつには決められないのに、全部合わせるとなぜか止まらなくなる味でした。

すっかり気に入ってしまい、今度はハノイでおいしいバインクオンのお店を探して食べ歩いてみたいと思っています。

どこで食べる?

ハノイでもバインクオンの専門店がありますが、今回は私自身がハノイで食べていないため、実際に訪れたおすすめ店はありません。

写真は、ホーチミンで訪れた「Bánh Cuốn Tây Hồ 127」で食べたものです。

どんな料理?

ソイ(Xôi)は、もち米を蒸して作るベトナムの定番料理。

シンプルなもち米だけでなく、鶏肉や豚肉、卵、パテ、揚げエシャロットなどをのせた食事系のソイから、豆やココナッツなどを使った甘いソイまで、さまざまな種類があります。

ハノイでも朝食や軽食として親しまれている、庶民的なローカルフードです。

味・食べ方

もち米なので、食感はもちもち。具材をのせる食事系のソイは、肉や卵などと一緒に混ぜながら食べます。

揚げエシャロットの香ばしさや肉の旨み、タレなどがもち米に合わさり、小さめに見えてもしっかりお腹にたまりそう。

お店によって具材の組み合わせがかなり違うので、好みのトッピングを選ぶのも楽しみのひとつです。

実際に食べてみて

ソイは、今回紹介する料理の中で私がまだ食べていないもの。

ハノイでは朝食としてもよく食べられているので、次に訪れたらローカルなお店で試してみたい料理のひとつです。

どこで食べる?

ハノイではソイの専門店のほか、市場や屋台などでも見かける身近な料理です。

どんな料理?

ネムザン(Nem rán)は、ひき肉や春雨、キクラゲ、野菜などの具材をライスペーパーで包み、カリッと揚げたベトナムの春巻き。

ベトナム各地で食べられていますが、北部では「ネムザン」と呼ばれ、ハノイでも食堂やレストランなどでよく見かける定番料理です。

日本でよく見る中華風の春巻きとは少し違い、具材がぎっしり詰まった、丸くコロンとした形のものも多く見かけます。

味・食べ方

揚げたての皮はパリッと香ばしく、中には肉や春雨、キクラゲなどの具材がたっぷり。

そのままでも食べられますが、ヌクマムをベースにした甘酸っぱいタレにつけたり、香草や野菜と一緒に食べたりします。

肉の旨みがしっかりありながら、甘酸っぱいタレや香草を合わせることで意外とさっぱり食べられます。

実際に食べてみて

ハノイを歩いていると、生春巻きよりも揚げ春巻きを目にする機会が多い印象でした。

私が特に印象に残ったのは、日本でイメージする薄く平たい春巻きとは違って、中身がぎゅっと詰まった丸い形のものが多かったこと。

ひと口食べると皮はパリッ、中は具だくさん。ブンチャーに添えられていることもあり、メイン料理というより「もう一品食べたい」というときにも楽しめました。

どこで食べる?

揚げ春巻きは、専門店を探して食べに行くというより、ブンチャーなどの料理と一緒に注文したり、ベトナム料理店で一品追加したりして楽しむことが多い料理です。

ハノイではさまざまなお店で見かけるので、メニューに「Nem rán(ネムザン)」を見つけたら、ほかの料理と一緒に試してみるのがおすすめです。

街歩きの休憩に。ベトナムの飲み物&スイーツ

どんな飲み物?

「Cà phê sữa đá(カフェ・スア・ダー)」=練乳入りアイスコーヒー

ベトナムコーヒーは、濃く抽出したコーヒーに練乳を合わせて飲む、ベトナムの定番ドリンク。

ベトナムでは苦味とコクの強いロブスタ種の豆が広く使われ、伝統的には「フィン」と呼ばれる金属製フィルターで時間をかけて抽出します。

カップの底にたっぷり練乳を入れ、その上から濃いコーヒーを注いだスタイルも定番です。

味・飲み方

まず目を引くのが、かなり濃い色をしたコーヒー。そのままではしっかりとした苦味がありますが、底に沈んだ甘い練乳を少しずつ混ぜると、味がまろやかに変わっていきます。

最初はコーヒーの苦味を強めに、混ぜるほど甘くクリーミーに。自分の好きな甘さにしながら飲むのも楽しみのひとつです。

ホットでも飲めますが、暑いハノイの街歩きでは氷をたっぷり入れたアイスコーヒーもおすすめです。

実際に飲んでみて

真っ黒なくらい濃いコーヒーと、底に沈んだ甘〜い練乳。

最初は「かなり濃そう」と思うのですが、練乳を溶かしながら飲むと、この苦さと甘さが不思議なくらいよく合います。

特に暑い日のアイスがおいしい!
街歩きで暑くなったときに飲む、冷たくて甘いベトナムコーヒーは、ちょっとした休憩にもぴったりでした。

どこで飲める?

ベトナムコーヒーはハノイ独自の飲み物ではなく、ベトナム全土で親しまれています。

ハノイでもカフェはもちろん、ローカルなお店などさまざまな場所で楽しめるので、特定のお店を目指さなくても比較的見つけやすい飲み物です。

どんな料理?

チェー(Chè)は、豆や果物、芋、ゼリー、タピオカなど、さまざまな具材を組み合わせて楽しむベトナムの定番スイーツ。

ココナッツミルクを使ったもの、フルーツたっぷりのもの、豆を使った素朴なものなど種類はとても豊富で、「チェー」といっても見た目も味もさまざまです。

冷たいものだけでなく温かいチェーもあり、季節やお店によっていろいろな味を楽しめます。

味・食べ方

具材をスプーンですくいながら、ココナッツミルクやヨーグルトなどと混ぜていただきます。

ぷるぷる、もちもち、シャキシャキなど、ひとつの器の中でいろいろな食感を楽しめるのもチェーの魅力。

甘いスイーツですが、フルーツなどが入った冷たいチェーは爽やかで、暑い日の休憩にもぴったりです。

実際に食べてみて

私がハノイで食べたのは、ジャックフルーツやゼリー、タピオカなどが入った、ヨーグルトベースの冷たいチェー。

カラフルな具材がたくさん入っていて、見た目から楽しい!

いろいろな食感がありながら、冷たく爽やかな甘さで、街歩きの途中に食べるデザートとしてとてもおいしかったです。

どこで食べる?

私が訪れたのは「Little Bowl」というチェーのお店。

小さくてかわいらしい雰囲気のお店で、メニューには定番の豆を使ったチェーから、フルーツやヨーグルト、アイスクリームを使ったものまでたくさんの種類がありました。

どれを選べばいいのか迷うほど種類が多いので、初めてなら写真を見ながら気になるものを選んでみるのもおすすめです。

ハノイで何食べる?目的別おすすめガイド

こんな気分ならおすすめ
まずハノイ名物を食べたいブンチャー
さっぱりしたものが食べたいフォー
しっかり食べたいチャーカー・ソイ
サッと食べたいバインミー
もちもち系が好きバインクオン
もう一品ほしい揚げ春巻き
甘いもので休憩したいチェー
ハノイらしいカフェ体験エッグコーヒー

食べる時間は、あまり気にしなくても大丈夫。

フォーやバインクオンは朝食としても親しまれていますが、昼や夜、小腹が空いたときにも楽しめます。バインミーも朝から売られているお店があり、ブンチャーやチャーカーも昼食・夕食どちらにも。

ベトナムの麺料理は、日本のラーメンなどと比べるとさっぱりと食べやすいものも多く、「朝だからこれ」「夜だからこれ」と決めすぎず、そのとき食べたいものを楽しむのがおすすめです。

どうしてもパクチーが食べられない方は

ベトナム料理でよく登場するのが、パクチーをはじめとした香草。

私は今では大好きなのですが、以前は独特の香りが苦手だったので、「パクチーだけはどうしても無理!」という方の気持ちもよく分かります。

フォーやブンチャーなどは香草が添えられることも多いですが、お店によっては注文するときに抜いてもらえることもあります。

「No coriander, please.」などと伝えてみるのもひとつの方法です。

ただ、ベトナム料理にはパクチー以外にもミントやバジルなど、さまざまな香草が使われます。香草全般が苦手な場合は、「No herbs」と伝えた方が分かりやすいこともあります。

ローカル店では、注文方法が分からないことも

ハノイのローカル店では、英語メニューがなかったり、注文方法が分からなかったりして戸惑うこともありました。

私がチャーカーを食べたお店では、英語がほとんど通じず、席に座ると特に注文することもなく料理が運ばれてきました。壁には価格らしき表示があったものの、チャーカーだけを提供するお店だったのかどうかも、結局分からないまま。

また、Phở Thìnでは入口で次々と注文が進み、気になっていた揚げパンについて聞くタイミングを逃してしまいました。

そんなときは、メニューや料理の写真を指さしたり、スマートフォンの翻訳を使ったりするのもひとつの方法。分からないことも含めて、ローカルなお店ならではの体験になりました。

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