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私は6日間でミラノ・フィレンツェ・ローマを周りましたが、当然すべての名物料理を食べられたわけではありません。この記事では、フィレンツェを代表する郷土料理を紹介しながら、実際に食べたものについては写真と体験もあわせて紹介します。
フィレンツェを訪れたら、フィレンツェならではの料理も味わってみたいもの。
ここでは、フィレンツェ旅行で知っておきたい代表的な郷土料理を紹介します。
はじめに
フィレンツェ料理の特徴
フィレンツェを中心とするトスカーナ地方では、素材本来の味を大切にした素朴で力強い郷土料理が親しまれています。
塩を使わない伝統的なパンを生かした料理が多いのも特徴で、リボッリータやパッパ・アル・ポモドーロなどの家庭料理は、今も地元で愛される代表的な郷土料理です。
豪快なTボーンステーキ「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」をはじめ、本場ならではの味に出会えるのも旅の楽しみです。

フィレンツェを代表する郷土料理
▼それぞれの項目をクリックすると、詳細説明が見られます。
イタリア語表記
Bistecca alla Fiorentina
(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)
どんな料理?
フィレンツェを代表する名物料理で、Tボーン付きの厚切り牛肉を豪快に焼き上げたステーキです。
一般的にはキアニーナ牛などの良質な牛肉が使われ、表面を香ばしく焼き、中はレアに仕上げるのが本場流。
1kg前後の大きさで提供されることも多く、2〜4人でシェアして楽しむのが一般的です。
どんな味?
味付けは塩と黒こしょうが中心で、とてもシンプル。肉本来の旨みやジューシーさを存分に味わえるのが魅力です。赤身が中心なので見た目ほど脂っこくなく、噛むほどに牛肉の風味が広がります。
いつ食べる?
ランチ・ディナーどちらでも楽しめますが、ボリュームがあるため、ゆっくり食事を楽しめるディナーに選ぶ人が多い料理です。注文する際は、1人前ではなくシェア向けのサイズで提供されることが多いので、量を確認してから注文すると安心です。
「フィレンツェに来たら一度は食べたい」と言われるほど有名な一皿ですが、一人旅だと1kg前後のステーキはかなりハードルが高め。
もし一人で訪れるなら、ハーフサイズを用意しているお店や、少量でも注文できるレストランを探すのがおすすめです。
イタリア語表記
Lampredotto
(ランプレドット)
どんな料理?
ランプレドットは、牛の第四胃袋(ギアラ)を香味野菜と一緒にじっくり煮込み、パンにはさんで食べるフィレンツェ名物のストリートフードです。
屋台や専門店で気軽に購入でき、地元の人にも長く親しまれています。パンに煮汁を染み込ませ、パセリソースや辛味ソースをかけて食べるのが定番です。
どんな味?
長時間煮込まれているため、とてもやわらかく、臭みはほとんどありません。
牛肉の旨みがしっかり感じられ、煮汁を吸ったパンとの相性も抜群。
ホルモンが苦手でなければ、一度は試してみたいフィレンツェならではの味です。
いつ食べる?
ランチや小腹が空いたときにぴったりの一品です。街歩きの途中に屋台へ立ち寄って食べる人も多く、観光しながら気軽に楽しめるフィレンツェ名物として人気があります。
ランプレドットは、フィレンツェでしかなかなか出会えない郷土料理です。見た目だけで敬遠されることもありますが、「フィレンツェらしいものを食べたい」という人には特におすすめ。価格も比較的リーズナブルなので、気軽に本場の味を体験できます。
イタリア語表記
Ribollita
(リボッリータ)
どんな料理?
リボッリータは、トスカーナ地方を代表する伝統的な野菜スープです。
白いんげん豆や黒キャベツ(カーボロ・ネロ)、玉ねぎ、にんじんなどの野菜と、塩を使わないトスカーナパンをじっくり煮込んで作られます。
名前の「Ribollita」は「再び煮る」という意味で、一度作ったスープを翌日に温め直すことで、より味がなじんでおいしくなる家庭料理として親しまれています。
どんな味?
野菜や豆のやさしい甘みと旨みが溶け込んだ、ほっとする味わいです。
パンがスープを吸うことで自然なとろみが生まれ、食べ応えも十分。
肉を使わなくても満足感があり、素材の味を生かしたトスカーナ料理らしい一品です。
いつ食べる?
ランチやディナーで食べられることが多く、特に寒い季節に人気があります。レストランだけでなく、家庭でもよく作られる定番の郷土料理です。
リボッリータは、余ったパンや野菜を無駄なく使う知恵から生まれた料理です。華やかさはありませんが、トスカーナの食文化を象徴する一品で、フィレンツェを訪れたらぜひ味わってみたい郷土料理のひとつです。
イタリア語表記
Pappa al Pomodoro
(パッパ・アル・ポモドーロ)
どんな料理?
パッパ・アル・ポモドーロは、トスカーナ地方を代表する伝統的なトマトスープです。
完熟トマトに、塩を使わないトスカーナパン、にんにく、バジル、オリーブオイルを加えてじっくり煮込み、パンが溶けることで自然なとろみが生まれます。
シンプルな材料で作られる、家庭の定番料理です。
どんな味?
トマトのほどよい酸味と甘みが広がり、パンがスープに溶け込むことで、やさしくまろやかな味わいになります。
オリーブオイルやバジルの香りがアクセントとなり、素材本来のおいしさを楽しめる一品です。
いつ食べる?
ランチやディナーの前菜として提供されることが多いほか、軽めの食事として食べられることもあります。
温かい状態が一般的ですが、夏には冷製で提供されることもあります。
パッパ・アル・ポモドーロは、余ったパンを無駄なく使うために生まれたトスカーナの家庭料理です。
リボッリータと並ぶ代表的な郷土料理で、フィレンツェを訪れたら一度は味わってみたい一品です。特に、トスカーナ産のオリーブオイルをたっぷりかけて食べると、本場らしい風味を楽しめます。
イタリア語表記
Cantucci
(カントゥッチ)
どんな料理?
トスカーナ地方を代表する伝統的な焼き菓子です。アーモンドをたっぷり練り込んだ生地を二度焼きするため、とても硬い食感が特徴。フィレンツェのお土産としても人気があります。
どんな味?
香ばしいアーモンドの風味と、素朴な甘さが楽しめます。
そのまま食べるのはもちろん、甘口ワイン「ヴィン・サント」に浸して食べるのがトスカーナ流です。
いつ食べる?
食後のデザートやコーヒータイム、おやつとして親しまれています。お土産にも人気があり、フィレンツェ市内の菓子店やマーケットで気軽に購入できます。
私は日本でもビスコッティが好きで、コーヒーに浸してよく食べています。
現地で調べて初めて知ったのですが、「ビスコッティ」は焼き菓子全般を意味する言葉で、トスカーナ名物のアーモンド入り固焼きビスケットは「カントゥッチ」と呼ばれていました。
初めてのフィレンツェなら、特に食べたい3品
豪快なステーキ、気軽に味わえる屋台グルメ、そしてトスカーナを代表する家庭料理。それぞれ違った魅力があり、フィレンツェならではの食文化を楽しめます。
🥇 ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ🥩
→ フィレンツェを代表する名物。これを食べずに帰れない一品。
🥈 ランプレドット 🥪
→ フィレンツェならではのストリートフード。他の都市ではなかなか味わえない。
🥉 リボッリータ 🍲
→ トスカーナの家庭料理を代表する一品。フィレンツェらしい食文化を感じられる。
私がフィレンツェで食べたもの
実は、フィレンツェに滞在したのは、イタリア旅行最初の夜のわずか1泊だけ。そのため、夕食はメルカート・チェントラーレ・フィレンツェで、気になった料理を選んでいただきました。
今思えば、事前にフィレンツェ名物を調べておいて、そこでしか味わえない郷土料理を食べておけばよかったな…と少し後悔しています。
そのため、ここでご紹介するのは「フィレンツェ名物」ではなく、私が実際に食べておいしかった料理です。
Plin Tartufo Carbonara

「Plin(プリン)」は、ラビオリによく似た小さな詰め物パスタです。
中には肉ではなく、やわらかなじゃがいものようなフィリングが入っていて、クセのないやさしい味わいでした。

濃厚なカルボナーラソースにトリュフの香りがよく合い、見た目以上に満足感のある一皿でした。
クロスティーニと白ワイン

ワインのことはあまり詳しくありませんが、とても飲みやすく、料理との相性もぴったりでした。
そして何より印象に残ったのが、おつまみとして注文したクロスティーニです。
ひき肉のペーストに、少しだけのったドライトマト。「飾りかな?」と思っていたのですが、一緒に食べるとドライトマトの甘酸っぱさがアクセントになり、とてもおいしくて驚きました。
もう一つ食べたいと思ったほどでしたが、残念ながら私が注文したものが最後の一つ。その一切れをゆっくり味わいました。
パニーニ

フィレンツェの早朝散歩を終え、ホテルへ戻る途中の朝7時25分頃。まだ開いているお店がほとんどない中、営業していたパン屋さんを見つけました。
店内には焼きたてのパンがずらりと並び、私はパニーニを注文。温めてもらい、ホテルへ戻って朝食にしました。

香ばしく焼かれたパンに、生ハム、トマト、バジル、そしてとろけるチーズ。それぞれの風味がよく合い、とても満足感のある朝食になりました。
迷ったらこれ!目的別おすすめ
🥩 がっつり食べたいなら
フィレンツェを代表する名物料理。ボリューム満点なので、2〜4人でシェアするのがおすすめです。
🇮🇹 フィレンツェらしい味を楽しみたいなら
どれも地元で長く親しまれている郷土料理。本場ならではの食文化を味わいたい人におすすめです。
☕ カフェタイムやお土産なら
コーヒーや甘口ワインと相性抜群。日持ちするので、お土産にも人気です。
👤 一人旅なら
※ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは量が多く、一人では注文しづらいお店もあります。
フィレンツェで名物料理を楽しむコツ
一人旅なら量に注意
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、1kg前後で提供されることも多く、一人では食べ切れない場合があります。
一人旅なら、量や提供サイズを確認してから注文すると安心です。

メニューが分からなければ「Today’s Special」をチェック
フィレンツェの郷土料理は、日替わりメニューになっていることもあります。
リボッリータやパッパ・アル・ポモドーロなどは、黒板メニューや「本日のおすすめ」に載っていることも多いので、ぜひチェックしてみてください。
メルカート・チェントラーレなら見ながら選べる

メルカート・チェントラーレには、パスタ、肉料理、お酒、ドルチェなどさまざまなお店が集まっています。
一人でも利用しやすく、料理を見ながら気になるものを自由に選べるので、「何を食べようか迷う」という人にもおすすめです。
事前に名物料理を知っておくと後悔しない
私はメルカートで気になった料理を選びましたが、後から調べると、それはフィレンツェ名物ではありませんでした。
もちろんとても美味しかったのですが、今振り返ると、ランプレドットやリボッリータなど、フィレンツェならではの郷土料理も食べておけばよかったと思っています。
時間が限られている旅行だからこそ、事前に「食べたいもの」を決めておくと、より満足度の高い食事になります。
まとめ
フィレンツェ名物といえば、豪快なビステッカ・アッラ・フィオレンティーナや、屋台グルメのランプレドットが有名です。
でも、私が今一番気になっているのは、リボッリータとパッパ・アル・ポモドーロ。
野菜好きの私には、じっくり煮込まれた野菜や豆がどんな味わいなのか、とても興味があります。日本でも作れそうな料理だからこそ、「本場ではどんな味なんだろう?」と、ますます気になってしまいました。
今回の旅では食べられなかったことが、今でも少し心残りです。
だからこそ、次にフィレンツェを訪れる機会があれば、この2つの郷土料理を真っ先に味わってみたいと思っています。



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