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イタリア旅行2日目は、フィレンツェの静かな早朝散歩から始まり、ピサの斜塔を経由してローマへ向かう移動日。
長距離移動の日ではあるけれど、「朝の街歩き」「香りの買い物」「絶景スポット」「ローカルな食体験」まで詰め込んだ、満足度の高い1日になりました。
早朝のヴェッキオ橋、
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局での香水選び、
突然現れるピサの斜塔、
そして海沿いを走る列車——。
効率よく巡りながらも、“移動そのものが旅になる”イタリアらしい1日の流れを、実体験ベースで紹介します。
旅行日:2026年4月13日(月)
天気:くもり→雨→くもり
行動エリア:フィレンツェ→ピサ→ローマ
6:15|早朝のフィレンツェ街歩き
この日でフィレンツェともお別れ。
そう思うと、ゆっくり寝ているのがもったいなく感じて、早起きして朝の街歩きへ出かけました。

外はまだ薄暗く、街灯が静かに灯っています。
駅周辺には、通勤なのか旅行者なのか、ぽつぽつと人の姿も。
少し肌寒いくらいの空気が、歩くにはちょうど良い。
半袖Tシャツにカーディガン、その上から薄手の風避けジャケットを羽織って出発。
まずは、アルノ川を目指して歩きます。
6:30|サンタ・ローザ堰〜サンタ・トリニタ橋
川の音が激しく聞こえると思っていたら、サンタ・ローザ堰(せき)が見えてきました。
そこから、アルノ川沿いを歩きます。

川に沿ってびっしりと並ぶ古い建物。
それぞれ少しずつ形の違う橋。
静かに立つ街灯。

そのすべてが不思議なくらい街に溶け込んでいて、本当に素敵。
人がほとんどいない景色を眺めながら、
「この風景は何百年前から変わらないんだろう」
と考える。
昨日見かけた、馬に乗った人の姿まで思い出してしまうほど、フィレンツェの街はどこか“昔の世界”の空気を残していました。
そして、サンタ・トリニタ橋を渡る。
少し奥にはヴェッキオ橋。
橋と建物が一体になった姿は、何度見ても不思議で面白い。

これが600年以上前、日本でいえば金閣寺よりも古い時代に造られ、今なお現役の橋だというのが信じられません。
6:50|ヴェッキオ橋〜シニョーリア広場
昨日はたくさんの人で賑わっていたヴェッキオ橋も、早朝はまるで貸切状態。

静かなアルノ川を眺めながら、この景色を独り占めしているような感覚になる。
この時間の街歩きがやめられなくなる理由のひとつです。
そして、そのままシニョーリア広場へ。

昨日は観光客で賑わっていた広場も、この時間は驚くほど静か。
まるで美術館の開館前に入り込んだような、不思議な空気が流れていました。
7:10|フィレンツェ ドゥォーモ
イタリアでは、早朝散歩に出るたびに、街のごみ収集や清掃作業を見かけました。

石畳の道を清掃車がゆっくり走り、観光客で賑わう前の街を整えていく。
何百年も前から残る美しい街並みは、こうした毎日の積み重ねがあってこそなんだな、と頭が下がる思いでした。
「古いものを残す」のではなく、「今も街の一部として使い続けている」。
そんなイタリアの文化にも、どこか惹かれます。

ドゥォーモ周辺も、観光客が少ないだけで昼間とはまったく違う表情。
静かな広場の中に立つ姿は、より大きく、より荘厳に感じました。
▶ フィレンツェ街歩きモデルコース
(実際に歩いたおすすめルート)
▶ フィレンツェ観光スポットまとめ
(営業時間・予約・見どころ)
7:30|パニーニテイクアウトの朝食

ホテルへ戻る途中、スナックバーでパニーニをテイクアウト。
部屋に戻って、ゆっくり朝食にしました。

焼きたてのパンに、フレッシュトマトと野菜。
そして、なによりチーズが美味しい。
シンプルなのに満足感があって、朝からテンションが上がります。
▶︎フィレンツェ朝食に最適!BAR ARCOBALENO詳細はこちら
9:00|サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ
チェックアウト後、ピサへ向かう前に、どうしても立ち寄りたかった場所へ。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局です。
800年以上の歴史を持つ、世界最古級の薬局として知られる場所。
香水や石鹸、フレグランス系アイテムが特に人気で、「フィレンツェに来たら行ってみたかった場所」のひとつでした。
到着した時はまだ開店前だったので、先にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の外観を見に行くことにしました。

戻ると、すでに数人のお客さんが並んでいます。
私も5組目くらいに並びましたが、ほどなくして開店。

店内は、まるで美術館のような空間。
歴史ある空気の中で、自由に香りを試すことができます。
せっかくなら、ここで自分用の記念の香水を買いたい。
そう思ってじっくり選びますが、どれも素敵でなかなか決められない。

するとスタッフの方が声をかけてくれて、好みを伝えると、いくつか香りをおすすめしてくれました。
その中で出会ったのが、自然と笑顔になってしまうような香り。
普段はあまり香水を使わないけれど、「旅の記憶として残したい」と思い、その特別な1本を購入しました。
このあと、その香りをまとって旅を続けると思うと、それだけで気分が上がります。
▶︎サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
お買い物体験・スーツケース持ち込みなど詳細はこちら
10:10|フィレンツェ→ピサへ(電車移動)
フィレンツェからピサまでは、電車で約1時間。
チケットは駅の券売機でスムーズに購入できました。
車内はやや混雑していたものの、問題なく着席。

そして、ピサに到着したら——
あとは人の流れについていけばOK。
ほとんどの人が、同じ目的地。
ピサの斜塔へ向かっています。
11:40|曇り空のピサの街を歩く

ピサの街は、「歩き回る」というより、斜塔へ向かって進んでいく感覚。
でも、その道中も意外と楽しい。
フィレンツェとは少し違う、どこか可愛らしい街並み。
川沿いに出ると、水面に映るカラフルな建物がとても綺麗で、思わず足を止めました。

そして、しばらく歩くと——
突然現れる、傾いた白い建物。
……傾いてる!

写真や映像で何度も見ていたはずなのに、実際に目の前で見ると不思議な感覚です。
▶︎ピサ駅からピサの斜塔への歩き方
(実際に歩いたルート、営業時間・見どころ)
12:10|ピサの斜塔を満喫

やっぱりここは観光客でいっぱい。
でも、その光景がまた楽しい。
みんなそれぞれ、斜塔を支えたり押したりするポーズで写真撮影。
その様子を眺めているだけでも、なんだか楽しくなる空間です。

ピサ大聖堂は一部工事中で覆われていましたが、それでも十分見応えがありました。
▶︎ピサ駅からピサの斜塔への歩き方
(実際に歩いたルート、営業時間・見どころ)

お昼は軽めにジェラート。
そして、駅に併設されたフードコートでテイクアウトのサラダを購入して、そのまま店内で食べることにしました。
これが驚くほど美味しかった。

オリーブオイル、バルサミコ、塩コショウだけのシンプルな味付けなのに、モッツァレラのコクでしっかり満足感があります。
「シンプルな食材こそ美味しい」
イタリアで何度も感じたことのひとつです。
食べ終わった頃、外は突然の大雨。
でも、ちょうど店内にいたのでうまく回避できました。
そして、雨が落ち着いた頃にホームへ向かうと、ローマ行きの電車が入ってきました。
15:15|ピサ→ローマ|海岸沿いルートで移動

ピサからローマへは、あえて海岸沿いのルートを選択。
チケットは事前にTrip.comで購入しました。
(この路線は本数が少ないので、事前予約がおすすめです)
「海はあまり見えない」という情報もありましたが——
実際は意外と見える。
ただし問題は…

正直、コンディションはかなり微妙です。
それでも、ときどき見える海岸線に「おぉ」となる瞬間がある。

そして何より、「海沿いルートでローマへ向かう」という体験そのものが楽しい。
旅って、こういう“ちょっとした当たり外れ”も含めて面白い。
そして18:40、ローマ・テルミニ駅へ到着。

18:40|ローマ到着|宿泊先チェックイン
この日の宿泊は、テルミニ駅前のB&B。
フロントはなく、事前に送られてきたPINコードで入室するタイプの宿です。

とにかく立地が抜群。
テルミニ駅の目の前なので、移動疲れの身体にはかなり助かります。

この日は、
フィレンツェ → ピサ → ローマ
と移動しながら街歩きもしていたので、正直かなり疲れていました。
だからこそ、「駅からすぐに部屋へ入れる」という安心感は想像以上。
この立地を選んで正解でした。
▶︎ ドリーム ステーション
19:30|夕食はイタリアの郷土料理を食べる
夕食は、テルミニ駅近くの人気トラットリアへ。
Trattoria DELL’OMO
「オッソブーコ」は、イタリアでもミラノの郷土料理らしく、せっかくなので食べてみることに。
何を合わせるのがおすすめか尋ねると、
「アーティチョークは食べたことあるかい?」と店員さん。
気になって、そのままオーダー。
赤ワインと一緒にいただきました。

野菜好きの私としては、まずこのホクホク感に驚く。
そして、少し苦味にも似た独特の風味がたまらない。
初めて食べたけれど、これはクセになりそう。
茎まで美味しくて、オリーブオイルもパンにつけながら全部いただいてしまいました。
そして、オッソブーコ。

味付け自体は意外とシンプル。
でも、肉の旨みと煮込みの深さがすごい。
見た目は素朴なお肉料理なのに、味は想像以上に奥深さを感じる美味しさでした。
食後にゆっくりしていると、「デザートはどう?ティラミスがおすすめだよ」と声をかけてくれました。
でも、もうかなりお腹いっぱい。
そう伝えると、「サービスだから、味見だけでもしてみて」と、小さなティラミスを持ってきてくれたんです。
……これが驚くほど美味しい。
チーズクリームが濃厚で、思わず「また食べたい」と思ってしまう味。
あぁ、次に来た時は、ちゃんと注文して食べたい。
▶︎Trattoria DELL’OMOの詳細レビューはこちら
満足してホテルへ戻ります。

夜のテルミニ駅は、昼間とはまた違うカラフルな雰囲気でした。
まとめ
フィレンツェの静かな早朝散歩から始まり、ピサ、そしてローマへ。
この日は、観光地を効率よく巡ったというより、「イタリアを移動しながら味わった1日」だった気がします。
人の少ないヴェッキオ橋、
開店直後のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局、
突然現れるピサの斜塔、
海沿いを走る電車、
そしてローマで食べた郷土料理。
どれも派手ではないけれど、「あぁ、イタリアに来てるんだな」と何度も感じる時間でした。
フィレンツェからローマへ移動するだけなら、もっと早く簡単な方法もあります。
でも、途中でピサに立ち寄ったり、海岸沿いルートを選んだり、“少し遠回り”をしたからこそ見えた景色もたくさんありました。
限られた日程でも、移動そのものを楽しむ旅。
そんなイタリア旅行をしたい人には、とてもおすすめの1日です。




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