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ハノイから日帰りで訪れられる世界遺産といえば、ハロン湾とニンビンのチャンアン。
どちらも水上から奇岩の風景を楽しめますが、旅の雰囲気や体験できることは大きく異なります。
日程に余裕があれば両方訪れたいところですが、2泊4日などの短いハノイ旅行では、どちらか一方しか選べないこともあります。
実際に両方の日帰りツアーに参加して感じた違いから、どちらが向いているのか比較します。
結論|ハロン湾とニンビン、どっちがおすすめ?
定番の世界的な絶景とクルーズ気分を楽しむならハロン湾、自然の中に入り込むような体験を重視するならニンビンがおすすめです。
ハロン湾がおすすめの人

ニンビンがおすすめの人

ハロン湾とニンビンの違いを比較
| 比較ポイント | ハロン湾 | ニンビン・チャンアン |
|---|---|---|
| 世界遺産 | 世界自然遺産 | 世界文化・自然遺産 |
| 主な景観 | 海に浮かぶ島や奇岩 | 岩山・川・洞窟・田園 |
| 船 | 大型クルーズ船 | 少人数の小舟 |
| 景色の楽しみ方 | 船上から広く眺める | 岩山や洞窟の間に入り込む |
| 主な体験 | クルーズ・洞窟・カヤックなど | 小舟・洞窟・史跡・山登りなど |
| 雰囲気 | 華やか・非日常的 | 素朴・自然との距離が近い |
| 向いている人 | 定番・海・クルーズ好き | 自然・洞窟・田園風景好き |
| ハノイから | 日帰り可能 | 日帰り可能 |
| ツアー料金 | やや高め。船のグレードで差が大きい | 比較的手頃。訪問先や車両で変わる |
個人でも行ける?ツアーに参加するべき?
ハロン湾もニンビンも、個人で訪れることは可能です。
ただし、ハノイから日帰りするなら、ハロン湾はツアー利用が現実的。ニンビンは個人でも比較的訪れやすいものの、複数の観光地を巡る場合は現地での移動手段が必要です。
ハロン湾は個人手配もできるが、日帰りツアーが便利
ハロン湾へ個人で行く場合は、ハノイからバスやリムジン車で港へ移動し、別に予約したクルーズ船に乗ります。
多くの日帰りクルーズは、ハロン市街地から少し離れたトゥアンチャウ港などから出航します。そのため、バスの到着時間とクルーズ船の出航時間、帰りの交通手段を自分で合わせなければなりません。
個人で港まで行っても、ハロン湾を見るには結局クルーズ船を利用します。ハノイからの日帰りなら、往復送迎とクルーズがセットになったツアーの方が簡単で、料金も大きく変わらないことがあります。
ハロン市内に宿泊する場合や、乗りたいクルーズ船を自分で選びたい場合は、個人手配も選択肢になります。
ニンビンは個人観光もしやすい
ニンビンへは、ハノイから鉄道やバス、リムジン車などで移動できます。鉄道ではハノイ駅からニンビン駅まで約2〜2時間半が目安です。
チャンアンでは現地で乗船券を購入して小舟に乗れるため、ツアーに参加しなくても観光できます。
ただし、ニンビン駅、チャンアン、古都ホアルー、ムア洞窟などは離れています。複数の観光地を巡るなら、現地でGrabやタクシー、レンタルバイクなどの移動手段が必要です。
チャンアンだけをゆっくり楽しむ場合や、ニンビンに宿泊する場合は個人観光も十分可能です。一方、ハノイから日帰りで複数の観光地を効率よく巡りたいなら、ツアーの方が利用しやすいでしょう。
景色の違い|海の絶景と山あいの絶景
ハロン湾とチャンアンは、どちらも石灰岩がつくり出したカルスト地形です。
ハロン湾では海から、チャンアンでは川や田園の中から、ニョキニョキとそびえる岩山を眺めます。よく似た地形ですが、景色の広がり方や、自然との距離感は大きく異なります。
ハロン湾は、海に浮かぶ奇岩を眺める

ハロン湾では、広い海を進みながら、海から突き出すように浮かぶ島や奇岩を眺めます。
船が進むにつれて、大小さまざまな島が次々と現れる光景はとても不思議。視界が大きく開け、海ならではの開放感とスケールの大きさを感じられました。
チャンアンは、岩山と洞窟の中へ入っていく

チャンアンでは、岩山に囲まれた川を小舟で進みます。
頭がつきそうなほど天井の低い洞窟をくぐり抜けたかと思うと、湖のように開けた場所へ出ることもあります。
水面がすぐ近く、周囲には岩山や木々が迫り、自然の中へ入り込んでいくような感覚。広い海の景色を眺めるハロン湾とは違い、自然をすぐ近くで感じられました。
船の違い|大型クルーズ船と小舟
ハロン湾とチャンアンでは、乗る船も船上での過ごし方も大きく異なります。
ハロン湾では船内を自由に移動できますが、チャンアンでは小舟に座ったまま景色を楽しみます。
ハロン湾は、船内を自由に移動できるクルーズ船

ハロン湾では、テーブル席や展望デッキのある大型クルーズ船に乗ります。
私が参加したツアーでは、船に乗り込むとランチビュッフェが始まり、食事をしながら窓の外の景色を眺めるスタイルでした。
船内には大きな窓があるため、多少の雨や風があっても落ち着いて景色を楽しめます。気になる景色が見えてきたら、いつでも席を立ってデッキへ出て、写真を撮ることもできました。
テーブルには、日本語ガイド付きで参加した私たち3人と、英語ガイドのツアーに参加していた赤ちゃん連れの家族が案内されました。あらかじめ座る場所が決められていたため、一人参加でも席に迷うことなく、同じテーブルの人たちと楽しい時間を過ごせました。
※ランチの形式や座席の決め方は、参加するツアーや船によって異なります。
チャンアンは、水面に近い小さな手漕ぎ舟

チャンアンで乗るのは、2〜4人ほどが乗れる小さな舟です。舟の後ろに座る漕ぎ手が、人力でゆっくりと進めてくれます。
大型船のように立ち上がったり移動したりはできず、乗船中は基本的に同じ場所に座ったままです。それでも視界を遮るものがほとんどないため、座ったまま景色を眺めたり、写真を撮ったりできます。
水面との距離が近く、岩山や洞窟もすぐそば。船内から景色を眺めるハロン湾とは違い、舟に乗ること自体が自然体験のひとつになっています。
体験できることの違い
ハロン湾もニンビンも、船から景色を眺めるだけではありません。
ハロン湾ではクルーズと鍾乳洞、カヤックなどを組み合わせたツアーが中心。一方のニンビンでは、小舟での川下りに、古都や展望台などの陸上観光を組み合わせるツアーが多くあります。
ハロン湾でできること
ハロン湾の日帰りツアーでは、クルーズ船で湾内を巡りながら、船上での昼食や鍾乳洞見学、カヤックなどを楽しめます。

立ち寄る場所はツアーによって異なり、ティートップ島を訪れるプランでは、展望台からハロン湾を一望することもできます。
ただし、展望台までは急な階段を上るため、ある程度の体力が必要です。カヤックや島への上陸をせず、船上でゆっくり過ごせるツアーもあるので、体力や好みに合わせて選びましょう。
ニンビンでできること
ニンビンの日帰りツアーでは、チャンアンまたはタムコックでの小舟を中心に、古都ホアルーやムア洞窟の展望台などを組み合わせて巡ります。
小舟に乗って景色を楽しむだけなら、運動量はそれほど多くありません。ただし、乗船中は長時間同じ姿勢で座ることになります。

一方、ムア洞窟の展望台へ行くプランでは、長く急な階段を上るため、かなり体力が必要です。ニンビンでは、ツアーに含まれる場所によって運動量が大きく変わります。
旅の雰囲気はどう違う?
ハロン湾は、華やかでクルーズらしい雰囲気

ハロン湾は、大型船で食事をしながら絶景を眺める、クルーズらしい非日常感があります。
私はひとりで参加しましたが、船内ではあらかじめテーブルが決められていました。同じテーブルになったほかの参加者と会話をする機会もあり、ひとりだからといって居場所に困ることはありませんでした。
船内でゆっくり過ごす時間と、鍾乳洞やカヤックなどのアクティビティの両方を楽しめるため、華やかで変化のある一日になります。
ニンビンは、素朴でのんびりとした雰囲気

ニンビンは、小舟で水路を進みながら、田園や山あいの風景を身近に感じられる、素朴でのんびりとした雰囲気です。観光客の多い時間帯には小舟が行き交いますが、大型船で過ごすハロン湾とは違い、水面に近い場所から自然を感じられます。
私はひとり参加ではありませんでしたが、ツアーの移動中には、ほかの参加者とおしゃべりをしながら楽しく過ごせました。
ひとりの場合は、ほかの旅行者と小舟に乗り合わせるのが一般的です。
日程から選ぶならどっち?
ハロン湾もニンビンも、ハノイを朝出発し、夕方から夜に戻る日帰りツアーが中心です。
2泊でも3泊でも、朝から夜まで予定を入れず、丸一日空けられる日があれば参加できます。どちらを選んでも、ハノイ市内観光と同じ日に組み合わせるのは難しいと考えておきましょう。
深夜便で帰国するなら、空港送り付きツアーも便利
ハロン湾ツアーの中には、ツアー終了後にノイバイ空港まで送ってもらえるプランもあります。
深夜発の帰国便と時間が合えば、ホテルに戻ってから空港へ移動する必要がなく、旅行最終日を有効に使えます。
ただし、すべてのツアーで空港送りを選べるわけではありません。予約前に、空港への到着予定時刻、利用できるフライトの出発時刻、スーツケースを預けられるかを確認しておきましょう。
料金の違い|ハロン湾の方がやや高め
ツアー料金は、ハロン湾の方がやや高い傾向があります。
ハロン湾では、クルーズ船の種類や乗船時間によって料金が大きく変わります。一般的なクルーズ船ならニンビンとそれほど変わらないこともありますが、豪華客船や日本語ガイド付きのプランを選ぶと高くなります。
一方、ニンビンも、ムア洞窟や古都ホアルーなどの立ち寄り先、バスの種類、グループの人数によって料金が変わります。
英語ガイド付きの混載ツアーなら、ハロン湾とニンビンの価格差はそれほど大きくありません。料金だけで決めるよりも、含まれる観光地や食事、送迎、ガイドの言語まで確認して比較するのがおすすめです。
迷ったときの最終チェック
ここまで比較しても迷ったら、現地でいちばん楽しみにしている場面を想像してみてください。

海を眺めながらクルーズを楽しみたいなら
↓
ハロン湾
大型船のデッキから海と島々を眺め、船内での食事も含めて非日常感を味わいたいなら、ハロン湾がおすすめです。
ベトナムを代表する定番の絶景を見たい人にも向いています。
日本語ガイドや安心感を重視するなら
料金やツアー内容を幅広く比較するなら
航空券・ホテルとまとめて管理するなら

小舟で自然の中へ入り込みたいなら
↓
ニンビン
水面に近い小舟で洞窟をくぐり、岩山や田園風景を間近に感じたいなら、ニンビンがおすすめです。
古都ホアルーやムア洞窟の展望台など、自然と歴史を組み合わせて巡りたい人にも向いています。
日本語ガイドや安心感を重視するなら
料金やツアー内容を幅広く比較するなら
航空券・ホテルとまとめて管理するなら
どちらが優れているかではなく、「海の絶景を眺めるクルーズ」と「山あいの自然へ入り込む小舟」のどちらにより心が動くかで選んでみてください。
まとめ|どちらを選んでも違う世界遺産体験ができる
ハロン湾とチャンアンは、どちらも水上から石灰岩の奇岩を眺める世界遺産ですが、旅の感覚は大きく異なります。
大型船で海の絶景をゆったり楽しみたいならハロン湾。小舟で岩山や洞窟の中へ入り、自然を間近に感じたいならニンビンがおすすめです。
どちらが優れているかではなく、今回の旅でどんな時間を過ごしたいかで選んでみてください。




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